地域の「たまり場」を増やそう!

2018年10月11日

多世代交流の場所はとーっても大切

 体を動かすためにスポーツセンターやプールに行ったり、編み物・料理・コーラスやダンスなど、趣味のグループで地域センターを利用する時、品川区の中には数多くの施設があってよかったと思います。市民団体が学習会や講演会などを企画する時も、集会室を申し込んで利用することができます(曜日によって集中する使いにくさもありますが…)

 でも、何気なくちょっとご近所の人と集まって話したい、ひとりでお昼を食べるのも淋しい、そんな時に出かける場所が、これまであまりありませんでした。実は治療院を開業して間もないころ「いつも独りだから一日中だれとも話さないことが多いの。今からヨーカドーに行って涼みながら、夕方まで買い物する人を眺めて帰るのよ」というおばあちゃまがいました。
人と話したり、笑い合ったり、時には情報をもらったり、そんな時間は、けっこう脳に刺激が与えられ、若さを保ち長生きする秘訣だと言われています。

 私は身近な地域の中に、ちょっと寄ってお茶を飲み、誰かが作ってくれた家庭的な料理を食べ(時には自ら料理する人になり)、近所の人と話したりする場所がつくれないかなぁと思っていました。だから、生活者ネットで活動し始めた時、まっさきに「居場所づくり」の提案をしました。ところが、生活者ネットでは、以前から「商店街の空き店舗を活用したたまり場づくり」や、「学校の余裕教室を利用して地域の人と子どもたちの交流の場づくり」を区に提案していたんですね。それは、地域で暮らす高齢者の方々や子育て中の人たちの声でもありました。

 いま、旧八潮南小学校が、学校丸ごと区民活動交流施設として生まれ変わろうとしています。計画の段階から、市民の参加する検討会で施設について話し合いが行われ、その結果、コミュニティレストランや託児室・授乳室も備わった多世代交流の場が実現することになりました。(来年2月完成予定)

 区内のあちこちに「たまり場」がつくられ、そこをどんな風に運営するのかを地域の人たちが考えるような『協働の形』を、品川モデルとして定着させていけたら素晴らしいと思います。
地域の施設はもちろん、そこに住む人たち・働き学ぶ人たちこそ、可能性を秘めた資源なのだと感じています。小林けさみ